アイテム番号:SCP-875-jp
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトゴル:SCP-875-jpはサイト-2020第18収容棟1階14収容庫に保管されています。SCP-875-jpは実験で使用する以外の時には万が一にも研究員およびDクラス職員などによる接触及び使用を防ぐため収容庫の出入口には常に2人の警備員を配置し、収容庫内の監視カメラによりSCP-875-jpに異常が見られないか24時間監視する必要があります。SCP—jpに異常が見られた場合研究担当者に即座に報告及び対応の指示を仰ぎ迅速に対処してください。
説明:SCP-875-jpは外見上縦60センチ、横90センチ、高さ170センチ、正面中央底から20センチ上に商品取り出し口がある自動販売機の形をした実体です。████社の19██年製自動販売機に酷似していますが、███社の自動販売機とは違い商品を選択するボタン及び商品欄内に”商品”は1つしかなく、硬貨及び紙幣入れが存在しません。また本来電力を供給するための外部に露出しているはずのケーブルは30センチほど底部から出ており、コードの切断面は█████になっています。”商品”は緑色の150ミリリットルの瓶に3本の鋭い爪でひっかいた跡ようなロゴマークに緑、黒色を主体としたラベルを市販の接着剤(成分確認済み)を用いて接着しており、アルミ製の蓋で密封されています。調査の結果█████と呼ばれるエナジードリンクと酷似していることが判明していますが、本来”3”と印刷されているスペースが”?”に書き換わっていることが確認されています。また値札には価格は書かれておらず、3ミリ×3ミリのサイズの手書きの文字で"あなたが味わう(以下掠れており読解不能)”と書かれています。
SCP-875-jpはSCP-875-jpのボタンが押された時に活性化し、特異性を発揮します。活性化後SCP-875-jpは取り出し口に”商品”(以後SCP-875-jp-2)を出現させます。このSCP-875-jp-2は上記にもあるSCP-875-jpの商品欄内商品と1つの点を除き全く同じ外見をしています。唯一の相違点はSCP-875-jpの商品欄内の商品のラベルに印刷されている”?”が”数値”に変化している点です。(この数値をSCP-875-jp-3とする)今までの実験(20██年██月10日現在)でのSCP—jp‐3については実験記録を参照してください。
実験方法
職員がSCP-875-jpを用いる実験をする場合、████博士に実験内容を纏めたレポートを提出する必要があります。
また実験するにあたりSCP-875-jpにはDクラス職員に接触させ、職員は監視カメラと無線機を用いて指示と観察を行う。またSCP-875-jp‐2を経口摂取するのはDクラス職員のみとします。
実験記録-1
20██年██月1█日 午前10時12分
担当者██博士
被験者D-11478
実験内容
被験者をSCP-875-jp収容庫に入れSCP-875-jpを活性化させSCP-875-jp‐2が出現させる。
被験者には無線機、バイタルサイン測定のための装置を持たせ、██博士は別室にて指示と観察を行う。
実験開始
██博士
「それではD-11478、そのボタンを押してください。」
D-11478がおそるおそるSCP-875-jpのボタンを押す。
SCP-875-jpの取り出し口からSCP-875-jp‐2が出現した。
██博士
「ラベルに数字が印刷されていると思います。その数字を教えてください。」
D-11478
「はいはい…ええとこの右上のやつか?1/100って書いてあるな。」
██博士
「分かりました。それではその中身を飲んでみて下さい。」
D-11478が息を吞む。
D-11478
「分かった…行くぞ?」
D-11478がSCP-875-jp‐2の蓋を開け中身を一気に飲み干す。
直後D-11478の心拍数、呼吸回数が大幅に増加した。
██博士
「あなたのバイタルが異常な数値になっています。そうしましたか?」
D-11478
(ハッ、ハッ、ハッと非常に短い間隔で呼吸している。)
(聞き取ることが困難な速さで喋っている。)
様子から軽いパニックになってるが動きが不自然なほど機敏になっている。
██博士
「どうしました?慌てずゆっくり話してください。」
「一度深呼吸して落ち着きましょう。」
D-11478
(D-11478がとても短い深呼吸のようなものをする。)
(その後また話しているようだが聞き取れない。)
-D-11478がSCP-875-jp‐2を摂取して1分が経過する-
D-11478のバイタルが正常値に戻る
D-11478
「おい!聞こえないのか!?おい!」
必死な声で██博士にD-11478が問いかける。
██博士
「聞こえています。何が起こったんですか?詳しく教えてください。」
D-11478
(ホッとした様子で説明を始める)
「俺もパニックだったからよく分かっていないんだが…先ずあれを飲み干した瞬間眩暈に襲われたんだ。」
██博士
「眩暈?」
D-11478
「ああ、その後周りがとても遅くなったんだ…」
██博士
「例えば何が遅くなりましたか?」
D-11478
「何もかも、だな。音はゆっくり聞こえて聞き取れなかったし、蛍光灯の明かりが点滅するのもみえた。この真上の蛍光灯だ。」
蛍光灯は点滅しておらず正常に点灯している。
D-11478
「俺だけが普通でそれ以外はとてもゆっくりとした変な世界にいたみたいだった。博士、俺はどれくらいおかしかった?」
██博士
「あなたがおかしかったのはだいたいSCP-875-jp‐2を飲んで1分ほどでした。」
D-11478
(息を吞む)
「そ、そうか。分かった。」
記録終了
考察
恐らくSCP-875-jp‐2には摂取した人間の”時間”に作用する特異性があると思われる。
今後も実験を繰り返しその特異性について解明していこうと思います。
SCP-875-jp






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